グッと来た!
2015 / 11 / 05 ( Thu ) 今日、部屋持ちの患者さんが闘病を終えて平穏死を迎えました…
この患者様から、沢山の大切な事を学びました。 今後、繰り返し経験するであろう終末期の看護も体験させて頂きました。 人間は、どんな人もどんな時であっても、誰かの役に立っているんです。 衰え行くその人は、入職からずっと体の痛みを訴え続け、心を込めてケアをすると いつも喜んで下さっていました。 今日…命が尽きるその瞬間まで、新人ナースの私に看護の機会を与えて下さって 末期がん闘病から、平穏死を迎えるまでの過程を身をもって教えて下さいました。 そして、周期性呼吸、吐血、浅速呼吸、下顎呼吸… 徐々に終えて行くその流れを 私が受け止めて行くのをそっと見守って下さって、後からそっと支えて下さった 上司・同僚の看護師達の配慮にも感動しました。 刻々と変化していく患者様にどう対処したらいいのか? 記録はどう表現したらよいのか? 不安と緊張の中、観察したことを自分の言葉で記すことしかできなかったけれど それはそれで、初めてなんだから仕方がない…。 一緒に死後の処置を済ませ、霊安室へ運び、明るく塩を投げてくれた先輩ナースの存在… これから多くの人々を看取っていくであろう新米ナースの背中を 「頑張れ!」と押してくれるような、そんな温かな一幕があったのです。 こんな風にさりげなく「超一級の配慮」ができる人って、なかなか巡り会わない… 帰る時に更衣室で、階の違う上司の方からも思いがけない一言を頂きました。 「○○さん 大変でしたね。最期の様子がよくわかる丁寧な記録が入っていましたね」 これには正直、グッと来てしまいました。 階が違うスタッフまでもが、見守って下さっているとは驚きでした。 ポロポロ… ポロポロ… 色んなことが頭の中を駆け巡って泣きながら帰りました。 亡くなった患者様のご冥福を心よりお祈り致します。
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--コメント有難うございます。--
万見仙千代さん 有難うございます。 看護師さん達、並々ならぬ愛情を持って患者さんに接しています♪本当に皆さんスゴイと思います。 義母さんの担当ナースさんもきっと情熱を注いで看病していたのでしょう。現場は想像以上に熱いです♪
by: チル * 2015/11/07 22:52 * URL [ 編集] | page top↑
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チルさん 本当にありがとうございます。 読んでいて、義母が亡くなった時、看護師さんが泣いて下さったことを思い出しました。 チルさんは、優しい気持ちを持った看護師さんですね。 |
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