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停滞の1年間・・・
2012 / 03 / 12 ( Mon )
東日本大震災から一年が経過しました。

一年前の3月11日 私は寝たきり患者ばかりの療養病棟で臨床実習中でした。

建て増しされた4階病棟は、激しく揺れましたが

寝たきりで自力では動けない患者さん達は、静かに寝ていました。


大きな揺れがおさまって、テレビをつけると、大津波が街や畑を飲みこんでいく光景が

映し出されていました。

患者さんを車椅子に乗せて全員を廊下に集め待機していました。

不安になっている患者さん達の手を握り、歌をうたって待機していたことを思い出します。


その頃、被災地では、病院にも津波が押し寄せ、多くの医療関係者や患者さんが亡くなっていました。

殉職した看護師さん達の気持ち・・・どんなだったのだろうと思いますが

想像もつきません。


この一年間は、術後の体調異変やホルモン療法後の副作用、とにかく不定愁訴に悩まされた

自分自身をコントロールしきれなかった状態の一年でした。


張りつめていた緊張の糸がプチッと切れてしまって、モチベーションが保てず

集中力に欠け、気力は減退・・・鬱状態のような日もありました。



学業も頑張れず欠席してしまい、大事な実習の単位も取れませんでした。


そんな中で、5月にはシロちゃんの子犬の里親募集のポスターを貼りました。

大震災後、各地のシェルターも被災犬でいっぱいだという報道を聞き、

保護団体には、一つでも多くの命を救ってもらいたいという思いから

シロ子犬ちゃん達の飼い主さんをご近所に探すことにしたのです。


運よく5匹の貰い手が見つかり、お迎えにも行って下さるというご協力まで得ることができて

7月22日にシロちゃんと子犬5匹を新たな仲間に迎え入れることができました。


生後3ヶ月からの子犬達の怒涛の成長は、まさに命の息吹を感じる瞬間で、

私は活気ある命の躍動に触れながら、シロちゃんの闘病と適応に向けて動くことができました。

学業の方は、実習以外の座学の単位をすべて取得し、来年度に残りの実習単位の取得を

諦めずに目指すことにしました。


犬のことがなかったら、空っぽな一年になるところでしたが、

そうならずに、命と向き合う機会をくれたシロちゃんと子犬達には感謝しています。


人生の中では、こうした停滞の時期もまた、今までとは違ったリズムで、違った視点で

違った人間関係で・・・色々なことを考える機会となり、挫折することもまた

何等かの糧となるのだろうということを感じました。




大震災で亡くなった多くの方々のご冥福をお祈り致します。



そして、地球は人間だけのものじゃない…


大地震や津波、原発事故後の放置などで家畜や犬・猫などの動物達も多く犠牲になりました。

原発避難地区内の家畜の殺処分など、まだまだ多くの命が奪われます。


丹精込めて育てた牛や豚・鶏などの殺処分…

畜産業の方々の心の痛みも深刻なものなのでしょう。


いつのまにか、原子力発電所だらけになっていたこの国に、またいつ大地震や大津波が押し寄せるか

わかりませんが、安全対策を願うばかりです。


母子1






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